フィラメント残量・材料費計算

スプールごと量った重さから残りフィラメントの重さと長さ(m)を計算します。 材料費+電気代の1プリントコスト計算、素材別の長さ⇔重さ早見表つき。

A残量計算(重さ→残り何メートル?)

スプールごとキッチンスケールで量って、スプール込みの重さを入力してください。

残りフィラメント 530 g / 約 177.7 m
空スプール重量の代表値(クリックで入力できます)
スプールの種類重さの目安
Bambu Lab 純正(プラスチックスプール)約250g
Bambu Lab リフィル用(紙スプール)約145g
一般的なプラスチックスプール200〜250g
紙・ダンボールスプール100〜150g

スプール重量はメーカー・ロット・世代により異なります。正確に知りたい場合は使い切ったスプールを実測してください。

B1プリントのコスト計算(材料費+電気代)

使用グラム数と印刷時間はスライサー(Bambu Studio・Curaなど)の見積もり値が使えます。

印刷時間
時間
1プリントあたりのコスト 約 56.2 円

材料費 = 使用g × 価格(円/kg) ÷ 1000、電気代 = 時間(h) × 消費電力(kW) × 電気単価(円/kWh)。 価格・消費電力・電気単価はこのブラウザに自動保存され、次回も同じ値で開きます。

C長さ⇔重さ 早見表

カタログ密度(PLA 1.24/PETG 1.27/ABS 1.04/TPU 1.21/ASA 1.07 g/cm³)から計算した理論値です。

使い方

  1. 残量を知りたいとき(計算A):スプールごとキッチンスケールで量り、その重さと空スプールの重さを入力します。差し引いた残りフィラメントの重さと、残り長さ(m)が表示されます。空スプールの重さがわからない場合は代表値の表から選べます。
  2. 1プリントのコストを知りたいとき(計算B):スライサーが表示する使用グラム数と印刷時間、フィラメントの購入価格(円/kg)を入力すると、材料費+電気代の合計が出ます。
  3. だいたいの長さを知りたいとき(早見表C):素材別に「10g=何m」がひと目でわかります。プリント前に「残り50gで足りるか」を見積もるときに便利です。

計算式:重さから長さを求める仕組み

フィラメントは断面が円の細長い円柱なので、重さ・長さ・密度は次の式で結ばれています。

重さ g = π × (d ÷ 2)² × L × ρ

d はフィラメント径(cm)、L は長さ(cm)、ρ は素材の密度(g/cm³)です。 これを長さについて解くと L = g ÷ (π × (d ÷ 2)² × ρ) になります。

たとえば PLA(密度1.24g/cm³)・径1.75mmの場合、断面積は π × 0.0875² ≒ 0.02405cm²。 残り530gなら体積は 530 ÷ 1.24 ≒ 427.4cm³ で、長さは 427.4 ÷ 0.02405 ≒ 17,770cm = 約177.7m と求められます。 1kgスプールまるごとなら約335mです(メーカーがよく表記する「1kg=約330m」とほぼ一致します)。

素材別の密度と1kgあたりの長さ

素材密度(g/cm³)1kgの長さ(1.75mm)1kgの長さ(2.85mm)
PLA1.24約335m約126m
PETG1.27約327m約123m
ABS1.04約400m約151m
TPU1.21約344m約130m
ASA1.07約389m約147m

密度はカタログ上の代表値で、同じPLAでもシルク系・マット系・カーボン配合などで変わります。 メーカーがデータシートで密度を公表している場合は、計算Aの密度欄を書き換えるとより正確になります。

空スプール重量の調べ方

残量計算の精度は「空スプールの重さ」で決まります。確実な順に、次の3つの方法があります。

  1. 使い切ったスプールを実測する:いちばん正確です。キッチンスケール(0.1g〜1g単位で十分)で量り、メーカー・銘柄ごとにメモしておきましょう。
  2. 新品のうちに逆算する:買ってすぐスプール込みの総重量を量り、「総重量 − 正味重量(1kgなど)」で空スプールの重さがわかります。
  3. メーカー公表値・代表値を使う:Bambu Lab純正のプラスチックスプールは約250g、リフィル用の紙スプールは約145g、一般的なプラスチックスプールは200〜250gが目安です。ただしメーカー・ロットにより異なるため、あくまで概算として使ってください。

コスト計算の考え方

1プリントの実費は「材料費」と「電気代」の合計で見積もれます。

材料費 = 使用グラム数 × フィラメント価格(円/kg) ÷ 1000
電気代 = 印刷時間(h) × 消費電力(kW) × 電気単価(円/kWh)

使用グラム数と印刷時間は、スライサー(Bambu Studio・PrusaSlicer・Curaなど)がスライス後に表示する見積もり値をそのまま使えます。 電気単価の初期値31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価です。 消費電力はヒートベッドの加熱状況で大きく変動するため、正確に知りたい場合はワットチェッカーでの実測がおすすめです。 なお、失敗プリントやサポート材、ノズル・ビルドプレートなどの消耗品まで含めると実質コストはもう少し高くなります。

よくある質問

フィラメント1kgは何メートルありますか?
素材の密度と径で決まります。1.75mm径なら、PLA(密度1.24g/cm³)で約335m、PETGで約327m、ABSで約400m、TPUで約344mです。2.85mm径では断面積が大きいぶん短くなり、PLAで約126mです。同じ重さでも密度が小さい素材ほど長くなります。
空スプールの重さがわからないときはどうすればよいですか?
いちばん確実なのは、使い切ったスプールをキッチンスケールで実測して記録しておくことです。新品のうちに「スプール込みの総重量 − 表示された正味重量(1kgなど)」を計算してメモしておく方法もあります。メーカー公表値がある場合はそれを使えますが、同じメーカーでもロットや世代でスプールが変わることがあるため、実測が最も正確です。
計算した残量はどのくらい正確ですか?
誤差の主な原因は「空スプール重量のずれ」と「フィラメントの吸湿による重量増」です。スプール重量が±20gずれると残量も±20gずれます。また、吸湿したフィラメントは水分のぶん重くなるため、実際より多めに見積もられます。残り長さはカタログ密度からの理論値なので、プリント前は必要量に1〜2割の余裕をみておくと安心です。
3Dプリントの電気代はどのくらいかかりますか?
家庭用機の実効消費電力はおおむね50〜150W程度です(ヒートベッド加熱時は瞬間的に高く、安定後は下がります)。例えば平均100Wで5時間印刷し、電気単価31円/kWhなら、0.1kW × 5h × 31円 = 約15.5円です。多くの場合、電気代よりフィラメント代のほうが大きくなります。エンクロージャ付きでABSを印刷する場合などは平均消費電力が上がります。
シェア B!